♩はじめまして、Studio HARAKARA の看板犬「エル」です。彫刻家カズさんの工房の様子や旅の出来事を、こっそり綴っているブログです♩
水と緑を訪ねて ウルフと月の精霊
水と緑を訪ねる旅、続いては山形へとやってきました。山形の「あらえびす」さんに暮らすウルフドッグに会うためです。かつての日本では、動植物を統べて森を守ってきたのは狼たちで、「あらえびす」さんは、その狼たちの血を持つハイブリットウルフと共に森の生態系を回復し、水源を守り、人と自然と動物がこれからもずっと協力して生きていくことができるよう、様々な活動をしている団体(詳しくはぜひあらえびすさんのHPをご覧ください♪)
ハイブリットウルフ(ウルフ犬)の珀(ハク)
他にも、アシタカ、サン、ライガというウルフドッグが暮らしています。
さて、今回、ウルフドッグに会いに行った理由、それは、制作中の「十二精霊像」の中の「月の精霊」を彫るためです。下の3点の作品の画像をご覧ください。すでに完成した「十二精霊像」の3体です。「十二精霊像」は、12の自然の精霊とそこに寄り添う12の動物が彫刻で表現される12体の作品群です。「山の精霊(マリヌ)」に「クマ」が寄り添っているように、これから制作する「月の精霊」には「オオカミ」が寄り添う予定。制作の前に是非ともウルフと一緒に過ごしたい!と熱望していたところ、友人のYさんが、山形に暮らすウルフドッグのことを教えてくれたのです。
表層の海の精霊「ツチヌ」にはザトウクジラが寄り添う
(十二精霊像 ツチヌ)
深海の精霊「レイニ」にはマッコウクジラが寄り添う
(十二精霊像 レイニ)
自然を旅してイルカやクジラ、クマといった野生動物たちに出会ってきたカズさんが、感じてきたことは「人と動物、自然を隔てる境界はなくて、心が通い合う瞬間がある」ということなんだそうです。そして、「これは自分だけの特別な体験ではなくて、今の時代に生きるみんなの中にも残っている感覚だと思う」と言います。その想いや作品に、あらえびすの皆さんが共鳴してくださったのだと思います。ウルフドッグたちとゆっくりと過ごすことができるように、滞在中はとても温かくおもてなしくださり、色々と教えてくださいました。
全国で活動するとても忙しい東出さんご夫妻、スタッフの皆様、アニマルスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!
いつか「ウルフと月の精霊」の作品が完成しましたら、ぜひ見ていただきたいなと思っています。どうぞ楽しみに待っていてください!
たくさん写真も撮らせてくれて、色々と協力してくれたウルフドッグたちに、他の動物くんたち、またお会いしましょう!ありがとうございました!
あらえびすのケイコさんとウルフドッグのハク。シゲさんとウルフドッグのアシタカ。森の中に佇む姿がとってもカッコイイ〜
(Photo: Kaz Yakushiji) ▶︎ Harakara blog
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