ふんぎりがついた。新たなシェルタイプ0号を作ろう!0号よりさらにポリカーボネイトの幅を小さくし、ゴム部分を大きくした改良版シェルタイプ0号を。
それは、11月のテストの時、流体力学の権威である東大元教授の神部先生が指摘していたポイントだった。12月のテストのときにNHKの取材班が、フジの娘コニーの水中での尾びれの動きをスーパースローで見せてくれたことも背中をおしてくれた。
そのVTRにはチームみんなの目が釘付けになった。しなやかな尾びれの動きは想像をはるかに超えるもので、ゴム部分を大きくする改良版シェル0号を新たに作る決心をしてないときに見ていたら、僕はどうしていたんだろうと思い悩むほど衝撃的な映像だった。もっと早く見せろよとも思ったが(笑)。
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| シェルタイプ0号の人工尾びれ |
「ピンチはチャンス!」と、いつも言い聞かせている合言葉を何度もつぶやいた。けど今度は一味違う、チームのみんなから勇気をもらったのだから。
短い命ではあったが、初期版シェル0号に心からありがとうと言いたい。この人工尾びれが教えてくれたことはとてつもなく大きいものだったから。
そしてこのあと、クリスマスも正月も返上で工房にこもりきり、改良版シェルタイプ0号は完成する。 |